清水地区には、県指定文化財の清水磨崖仏をはじめ重要な史跡がたくさんあります。令和5年度、地区内外の人に地域のよさをもっと知ってもらうために地区内にある史跡や全国名水百選清水の湧水に代表される湧水など観光名所を案内するための看板やマップを作成します。今回は、その一部の文化財と清水小学校の児童や地域の方々が清掃作業に汗を流している様子を紹介します。
河辺氏が花園の宇都に建立したもので、周辺には歴代住職の五輪塔や仁王像などがあります。昭和52年に撮影されたものです。
花園宇都の入り口にある2mほどの高さの仁王像が道路を挟んで2体あります。明治初期の廃仏毀釈により顔が削られ腕を折られて、捨てられていたものを地域の人たちが元の場所に復元したものです。写真は昭和53年に撮影されたものです。
桜元から万之瀬川に向かった田んぼの中に建てられた記念碑です。平安時代の終わりごろ河辺氏が郡司となり、川辺盆地に号令を出すのに適した場所として、ここに本拠地を置いたと伝えられています。
清水小学校から明神橋を渡り岩屋公園側に進んだところに3基の層塔とたくさんの五輪塔が安置されています。これらの石塔は、旧清水小学校の整備するときに出土したものです。 鎌倉時代に建造されたもので、この写真は、県立松陽高校美術科で写真やデザインを教えている児玉龍郎氏が平成24年に撮影し、清水地区の写真展に提供いただいたものです。
昭和56年、清水小学校の子どもたちが、層塔群の掃除をしている様子です。
昭和56年、高齢者の皆さんが、層塔群の掃除をしている様子です。現在も毎年9月に高齢者や地域の役員の皆さんが草を払ったり、絡みついている蔦(つた)かずらをとったりしています。
昭和62年、清水小学校の子どもたちが「名水クリーン作戦」と名付けて、掃除を行っている写真です。この作業は、平成10年代までは続いていた記憶がありますが、児童の減少とともに今は途絶えています。
昭和62年、清水小学校の子どもたちが「名水クリーン作戦」の作業で、水元神社と同じ敷地にある薩摩塔と戦役記念碑周辺の掃除の様子です。水元神社の境内には、水神様や田の神様も安置されています